どれくらい税金を払う必要があるの?

一番の問題は「いったいどれくらい税金を払わなくちゃいけないの?」ということですよね。
払う税金は2種類あります。 「所得税」と「住民税」です。 「所得税」は仕事をして得た所得の○%という形でかかります。「住民税」は一律で所得の10%です。
まずは「所得税」について計算してみましょう。まずはあなたの「課税所得」を出しましょう。 課税所得の計算方法はこうなります。
「所得」= 「1年間に稼いだチャット報酬」-「1年間に仕事にかかった費用」
「課税所得」=「所得」-「所得控除」
ということで、ただ単にチャット報酬に税金がかかるのではなくて、 そこから「仕事にかかった費用(必要経費)」と「控除」を引くことができます。 この2つが税金を減らす大きなポイントになります。 「課税所得」は簡単にいうと「色々引いて最終的に残った儲け」です。 この「課税所得」に対して定められた税率を掛けて所得税が決定します。
所得にかかる税金の割合を「税率(ぜいりつ)」といいます。 この税率は所得額に応じて高くなっていき、最高40%までとられることになります。 といっても、実際には所得195万円までは5%で、195万円を超える部分から税率が上がっていきます。 最低税率は5%なので、大体「税率は5%~10%」だと思ってください。
さて、あなたの税率はいくらでしょうか。 実際に税金の計算をしてみましょう。たとえば1年間のチャット収入が240万円だったとします。 ここから経費を引きます。経費とはチャットレディの仕事に使ったお金です。30万円経費がありましたとさ。 その時点の手元に残っているお金を「所得」と言います。ここで所得は210万円になりました。
そして所得から基礎控除やそのほかあてはまる控除を引きます。38万円控除。 残った金額は172万円。その金額を元にあなたの税金を計算します。 これを「課税所得(かぜいしょとく)」といいます。 所得金額に応じた税率は以下になります。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円~330万円 | 10% | 97,500円 |
330万円~695万円 | 20% | 427,500円 |
695万円~900万円 | 23% | 636,000円 |
900万円~1800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1800万円~4000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4000万円~ | 45% | 4,796,000円 |
上のグラフで今回の例では「195万円以下」の税率「5%」とわかりました。 ですので、172万円×5%=86,000円 所得税額は「86,000円」となるわけです。 慣れると結構簡単です。大切なのは「必要経費」をきちんと把握しておくことです。