小規模企業共済等掛金控除

「小規模企業共済等掛金控除(しょうきぼきぎょうきょうさいとうかけきんこうじょ)」です。小規模企業共済とは退職金のない個人事業主のための退職金積み立て制度です。この制度、あまり知られていないようですが、個人事業主にうれしいメリットがたくさんあるんです。
メリットその1:なんと、払った掛け金は全額控除の対象になります!つまり、最低でも掛け金の15%税金が安くなるので0.00何%の金利で貯金しておくより、はるかにお得なのです。
メリットその2:月々の掛け金が最低1000円~7万円まで幅広く設定できる。最低1000円!なんてハードルの低い積み立てなのでしょうか。
メリットその3:掛け金と同額まで貸付してくれる。急な引っ越し、あるいは機材の購入など、まとまったお金が必要なときには、いつでも積み立てた額を貸してくれるので、銀行に預けておくのと同じ機能を果たしてくれます。
共済金を受け取れるのは、事業をやめたとき(本人の死亡含む)、事業を譲渡したとき(ただし加入後6ヶ月以内は掛け捨てとなる)。また、65歳以上で15年以上の加入実績があれば、年金形式で受け取ることもできます。まさにいいことずくめ。預貯金に余裕がある人はぜひ検討してみてください。節税効果がとても大きいです。
この制度は「独立行政法人中小企業基盤整備機構」が運営しています。短期的に見れば発音しづらいデメリットはありますが、長期的にはかなり節税できます。ただし加入できるのは専業でネットビジネスをしている人のみです。サラリーマン+副業の人は加入できません。
控除の種類
・基礎控除 誰でも適用されます。38万円
・扶養控除 子供や両親と暮らしている場合に適用されます。
・配偶者控除 夫や妻がいる場合に適用されます。
・雑損控除 火事にあったり、盗難にあった場合に適用されます。 控除額は、「損害-保険金-総所得金額×0.1」、「災害関連損失-5万円」のいずれか多い方の金額。
・医療費控除 病院に行ったりした場合に適用されます。
・配偶者特別控除 配偶者特別控除とは、配偶者控除の対象外のときでも、配偶者の合計所得金額が76万円未満であれば、 控除される制度です。
・生命保険料控除 生命保険に入っている場合に適用されます。
・損失保険料控除 損害保険料を、支払っているときに控除されるものです。
・障害者控除 障害を持っている場合に適用されます。
・寡婦控除 寡婦(シングルマザー)であるときに適用されます。
・勤労学生控除 働きながら学んでいる学生で、その所得が一定以下の場合に適用されます。
・社会保険料控除 社会保険料を支払っている場合に適用されます。
・寄付金控除 お金を寄付した場合に適用されます。
・住宅借入金特別控除 住宅ローンを利用している場合に適用されます。